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じるるん

Author:じるるん
H&K好きです。
最近アルファ7を入手。
写真とか、色々趣味です。
最近はMMDに手をだしかけ。


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タイトルの通りです

携帯電話で暇つぶしに描いてる小説を載せときますですよ。


砂漠
昔はここに大都市があったなんて言われても信じられない。
「VOBねぇ」
自分の機体に装着されていく追加ブースターを見ながら呟いた。
「依頼主からの指示なんでな、我慢してくれ」
作業を眺めていると、仲介人が寄ってきた。
「いや、良いんだがな?もう少し出力上がらんのかね?」
そういってやると仲介人が渋い顔になる。
「あんたの機体が重過ぎるんだよ、なんだよあの移動要塞」
そんなことを言われる。
「必需品しか積んでないっつのー」
「機体ごと吹っ飛ぶ可能性が出ても良いなら上がら無くも無いんだが?」
仲介人が笑いながらいう。
「まぁ、俺の機体なら堪えられるだろ」
真面目な顔で言ってやる。
「お前はコジマ爆発を甘く見てる」
仲介人とは初対面ではない。
GAはリンクス毎に専属の仲介人を用意しているようだ。
「別にそんなこたぁねーよ?」
おどけて見せる。
そうこうしているうちに機体へのVOBの取り付けが完了したようだ。
「終わったみたいだな」
仲介人に言い、出撃のために機体の方へ歩き出す。
「おい」
後ろから仲介人の声
「このVOB、技術屋共の実験だって噂が有る」
「おう、気にするな!」
俺を支援してくれる企業であるGAには何度か嵌められている。
まぁ、そのつど持ち前の耐久力と武力で生き残ってきた。
「俺が知り得る情報は全て伝える・・・死なないでくれ」
真剣な声に
「おう、善処する」
軽く返し、機体に乗り込みAMSを接続する。
なんとも言い難い感覚に包まれ、機体と同化していく。
『聴こえますか?』
オペレーターの声
「聴こえないな」
『そうですか、ではオペレートは不可能ですね』
オペレーターとのやりとりもいつもの事。
「あぁ、VOBの具合だけよく見といてくれ」
『了解しました』
通信自体は企業に筒抜けだが、気にしない。
「さて、いきますかね!」
『機体準備良し、作業員待避確認、プライマルアーマー展開します』
機体から低い音、そしてPA展開音。
『カウントダウン開始します』
カウントダウンとともにブースタが発する音が高くなる。腕部の動作を確認しつつカウントダウンを聞く。
『ゼロ!』
オペレーターの声と同時に体がコックピットのシートに押し付けられる。
意識の大半は機体に持って行かれているが、うっすらと生身の体の感覚が感じられる。
『敵要塞からの砲撃が予想されます』
「おう、全部受けながら行けば良いか!?」
この機体なら不可能では無い。
『借金がお好きならどうぞ』
冗談を言いながら敵要塞へ飛ぶ。
「そういえば敵はどこの勢力なんだ?」
『独立勢力です、主力はノーマル程度だと思われます』
ってことは実験なんだねぇ
口には出さなかったが、ほぼ確信を持つ。
『敵の砲撃を確認』
「見えてるよ」
単調な実弾の滑空砲をクイックで回避し、順調に進撃している所にオペレーターの叫び。
『VOBに異常!出力制御不能!』
じゃあ外そうか。
「パージだ!」
『パージ、速く!』
オペレーターと企業の人との言い合いが聞こえる
企業としてはそうそう捨てられる代物では無いのだろう。
しかも、自分では背中の状況が解らないので余分に恐怖を覚える
『パージします!』
背中から破裂音
推力を失った機体が空気抵抗で急速に減速
前方にクイック
直後、背中の方から爆音が轟く
『無事ですか!?』
「俺は無事だが、積んでる武装が無事か把握できない」
一旦着地し、各部をチェック。
『モニターでは全て無事のようです』
モニターでは、な
左右の背中武装を起動し、何発か発射
「スナ砲の照準に多少のズレを確認」
『砲身の問題のようですね』
「遠距離戦は無理だな」
中距離でも十分戦える機体なのでさほど問題はない。
ノーマルしか出てこなければの話だが。
そんなことを考えている間にも敵の砲撃は続いている。
「まだ遠いな」
発進地点から敵要塞までの七割と言った所か。
『敵要塞まで、距離およそ2万』
てことはお出迎えが有るな。
『敵部隊の展開を確認、殲滅し・・・待ってください、これは・・・』
なんだ、ネクストでも出たのか?
『敵部隊、撤退していきます』
何処へ逃げようというのかね?
「追撃した方が良いのか?」
『いいえ、追撃は不要だそうです』
うわぁ、実験台にされた
「出撃損か」
『待ってください!敵要塞から高エネルギー反応!ネクストと思われます!』
瓢箪から駒ってこういうのかー
「見間違えじゃないのか!?」
自機レーダにて確認、ネクストですね。
「何処のどいつだっ!」
『敵機体、識別シグナルなし』
『時代遅れの鉄塊なんかに負けるかよ!!鉄屑にしてやる!』
無線に突然威勢の良い若い男の声が響く
「おい、そちらは何物だ?」
『名乗る道理も義理も無い!』
敵の機体はOBでこちらに突っ込んで来る。
なんだ、インテリオルの標準機じゃないか
エネルギー兵器しか積んでない・・・
『遅い!!』
敵が高速で距離を詰め、エネルギーキャノンをこちらに向ける
『な、弾が出ない!?なんでっ!』
素人かこいつ
「エネルギー残量は常に把握しろ、ルーキー」
距離を詰めたうえに、空中でクイックも吹かせない状態の相手に動作確認をしていたグレネードを叩き込む。
『うわああ!』
「煩い、その程度で墜ちはしない」
敵機体は衝撃で硬直する。
そこへクイックで接近しつつスナイパーキャノンを撃ち込む。
狙いは膝関節、この距離ならば照準のズレは気にし無くても良い。
『は、何処を狙って』
致命傷になりえない部位を狙う意味が解らなかったのだろう
そのまま落下する敵機。
ブースタを吹かすこともなく着地
出来なかった。
膝関節を撃ち抜かれた右足は着地の衝撃に堪えられずに折れた。
『何、なんだ!?オペレーター!』
初陣なのだろう、敵のパイロットは狼狽し、こちらを攻撃することすら忘れている。
少し離れた所に着地し、敵機へ近寄る。
『う、うわあ!来るな!』
「全武器をパージしろ」
通信を開き、敵に命令する。
『オペレーター!おい、返事しろよ!?』
どうやらこいつも嵌められたらしい
「殺しはしない、さっさと武装をパージしろ」
手が届く距離まで接近し、再度命令する。
「武器を棄ててこちらへ投降しろ」
背中のキャノンを向けて三度め
『わ、わかった!撃たないで!!』
敵が武装をパージ
両手を上げ、投降の意を示す
「オペレーター、回収だ。」
『…部隊は派遣出来ないそうです』
あぁ、実験だったもんね
「しゃぁない、インテリオルの機体を解析する機会なんだがな」
これみよがしに技術屋に言ってやる。
『おい、俺はどうなるんだ!?』
「待ってろ、どんな状況でもトリガー引けば弾が出る機体をくれてやる」
企業側の通信からざわめきが聞こえる
「さて、この機体は俺が貰う」
オペレーターから小さなため息が聞こえる
『そこで、我々から貴社に依頼します。』
「回収部隊をこの場に派遣してくれ」
GAからさらにざわめき
「代金は今回のミッションに関する嘘の違約金から出させてもらうぞ」
GAサイドからの通信を切る
「喧しい…あとは頼むぞ。」
オペレーターとの通信も切ってしまう
『お前、何なんだよ一体!』
ああ、こいつを忘れていた
「実験台にされた哀れなリンクスだよ」
レーダに動く点
「さっきのノーマル部隊が戻って来るみたいだな」
『な、どうするんだ!俺を助けろ!』
ため息が出る
「お前は動けないのか?上半身は問題無いだろうが。ぐだぐだ言ってると取っ突くぞ」
新米を接近してくる敵の方に向け、パージした武装を拾わせる。
『と、とっつきってなんだよ…』
自分は新米を置いて接近してくる部隊の方へ向き、OBを吹かす。
「まぁ、待ってろ」
すぐにスナイパーキャノンの射程に敵を捉えるが、照準の不安のため中距離まで接近する。
OBを解除し、着地
タンクタイプ特有の派手な音をたてて地上を滑走
両背中武器を起動し、迎撃体制を取る。
まずはスナイパーキャノンで先頭を撃破。
クイックで接近しつつフォーメーション行動している三機をグレネードで一掃。
リロード時間を稼ぐため両手武装に切り替える。
バズーカとガトリングが唸り、敵の数がみるみる減っていく。
『す、すげえ…』
回線切るの忘れてた
「回避と移動にしかエネルギー使わ無いってのは素晴らしいぞ」
敵部隊の殲滅を確認したところで回収部隊がレーダの端に映った。
回線を開き、オペレータに声をかける
「仕事が速いな」
『慣れてしまいました』
オペレータと話ながら新米の元へ移動。
『な、なぁ、本当にネクストをくれるのか?』
「おう、俺付きの僚機としてな」
再教育が必要だからな。
『俺も、あんたみたいになれるか…?』
さぁな、どうだか
『答えろよ!』
「生きてれば、そのうち…な」
熟練となる機会を永遠に失うことさえなければ
いつか必ず。
回収され格納庫への道中。
そんなことを考えながら、すこし眠る事にした。
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